部屋の電灯に照らされながら
私らはベッドで抱き合っていた
美優紀は恥ずかしいのか私の胸におさまったままだ
「いつまで、そうしてるんや?」
「だって恥ずかしいんやもん…なんか全部見られたみたいで…」
「まぁ…見たなぁ…。しっかりと」
「もー」
美優紀はムッとして私の顔を見る
「やっと顔見せたな」
そんな膨れっ面も愛おしくて笑ってしまった
「もーまたそうやったて面白がってる」
「ごめんごめん。そんなつもりやないねん」
私は美優紀をなだめるために額にキスをする
「ん…」
不意打ちを喰らった美優紀はとたんにおとなしくなった
「めっちゃ…可愛かった」
私は愛おしさが溢れて抱きしめる
先ほどの余韻に再度浸る
絶頂を迎えた美優紀の顔がエロくて…綺麗で…
もっと見たくなってしまった…
でも流石に体力的に無理はさせれんし…
「んぐっ」
私は突如頬の痛みで顔を歪ませる
「顔ニヤけすぎ」
美優紀は私の頬をつねりながら恥ずかしそうに口を尖らせていた
どうやらそんなことを思ってたら顔がニヤけていたらしい
まぁそんなところも可愛いのだが…
私は美優紀をぎゅっと抱きしめる
「んっ…」
反撃が来ると思っていた美優紀は驚き、私の頬から手を離した
「好きやで…今めっちゃ幸せや」
「彩ちゃん…」
美優紀の肌の温もりも
今まで見たことない表情も
こうやってじゃれあうことも…
本当に…
「美優紀が、ここにいてくれてよかった」
「うん…」
私らは見つめ合い、そっとキスをした
ーーー
チュン…チュン…
「ん…」
私はうっすらと目を開ける
朝か…
私はむくっと体を起こす
横に目をやると美優紀の姿はなかった
ありゃ?もう起きてんのか…
私はもそもそとベッドからおり、脱ぎ捨てていた服を着る
昨日はあの後じゃれあったりしながら話ししてて知らん間に寝てしもた…
人肌って温いねんなぁ…なんか満足感あるわ…
階段を降り、リビングに入ろうとしたところで
仏間の襖が開いていた
覗くと手を合わせている美優紀が居た
「あ、彩ちゃん。おはよう」
私の気配に気づき、美優紀がこちらを見て微笑む
「あぁ、おはよう」
私も仏間に入り、美優紀の横に座る
仏壇にはご飯とお水が供えられていた
「すまんな。朝早くから」
「ううん。ご飯もしてたし。それに、私はこの家に置いてもらってる身やからそれぐらいせな」
美優紀はニコッと笑う
「そんな美優紀のこと居候扱いしてないで」
「え?」
「いや…その…私の恋人やし…もう家族みたいなもんやろ」
私は恥ずかしくなって最後らへんはもごもごと口ごもる
「ありがとう」
美優紀はクスッと笑い
「おじいちゃん、おばあちゃん、彩ちゃんのお父さんお母さん、改めまして渡辺美優紀です。不束者ですがよろしくお願いします」
仏壇に向かってぺこっと頭を下げた
なんか昨日ああいうことをしたあとに改まってそう言われるとなんか恥ずかしさと心苦しさが襲ってくる…
美優紀は私の方を見てニコッと笑う
そうやな…そういうやつやねん…私が好きになったヤツは…
私もフッと笑い
「ちゃんと挨拶してくれて…ありがとう。…私のも言うわ」
仏壇を見つめ、フッと息を吐く
「父さん、母さん…私な2人が急におらんようになって…寂しかった。ずっと1人なんやって…俯いて過ごしてた。そんな時美優紀に出会ったんや。美優紀と出会って寂しくなくなってずっと一緒に過ごしてた。じいちゃんが亡くなって…ばあちゃんも亡くなって…あぁもうホンマに1人になってしまうって…そう思ったら美優紀とまた出会えて…私は1人にならずに今までおれたんや。私らは世間的には結婚できんけど…これからも美優紀と一緒にいたいって言う気持ちは変わらん。だからこの家で家族として一緒に暮らすこと…受け入れてくれるよな?」
フワッと換気で開けていた窓から柔らかな風が吹きレースのカーテンがなびいた
『はい、いらっしゃい』
ばぁちゃんの声が聞こえた気がした
そして、優しく微笑む顔が思い出される
「ありがとう…」
私はそう言うと涙が込み上げてきた
「…っ…よろしく…お願いします」
横では涙目の美優紀が声を詰まらせながら頭を下げていた
あぁ…きっと、美優紀にも聞こえたんだろうな
父さん、母さん…
じいちゃん、ばあちゃん…
私、今幸せやで
ーーーFINーーー
私らはベッドで抱き合っていた
美優紀は恥ずかしいのか私の胸におさまったままだ
「いつまで、そうしてるんや?」
「だって恥ずかしいんやもん…なんか全部見られたみたいで…」
「まぁ…見たなぁ…。しっかりと」
「もー」
美優紀はムッとして私の顔を見る
「やっと顔見せたな」
そんな膨れっ面も愛おしくて笑ってしまった
「もーまたそうやったて面白がってる」
「ごめんごめん。そんなつもりやないねん」
私は美優紀をなだめるために額にキスをする
「ん…」
不意打ちを喰らった美優紀はとたんにおとなしくなった
「めっちゃ…可愛かった」
私は愛おしさが溢れて抱きしめる
先ほどの余韻に再度浸る
絶頂を迎えた美優紀の顔がエロくて…綺麗で…
もっと見たくなってしまった…
でも流石に体力的に無理はさせれんし…
「んぐっ」
私は突如頬の痛みで顔を歪ませる
「顔ニヤけすぎ」
美優紀は私の頬をつねりながら恥ずかしそうに口を尖らせていた
どうやらそんなことを思ってたら顔がニヤけていたらしい
まぁそんなところも可愛いのだが…
私は美優紀をぎゅっと抱きしめる
「んっ…」
反撃が来ると思っていた美優紀は驚き、私の頬から手を離した
「好きやで…今めっちゃ幸せや」
「彩ちゃん…」
美優紀の肌の温もりも
今まで見たことない表情も
こうやってじゃれあうことも…
本当に…
「美優紀が、ここにいてくれてよかった」
「うん…」
私らは見つめ合い、そっとキスをした
ーーー
チュン…チュン…
「ん…」
私はうっすらと目を開ける
朝か…
私はむくっと体を起こす
横に目をやると美優紀の姿はなかった
ありゃ?もう起きてんのか…
私はもそもそとベッドからおり、脱ぎ捨てていた服を着る
昨日はあの後じゃれあったりしながら話ししてて知らん間に寝てしもた…
人肌って温いねんなぁ…なんか満足感あるわ…
階段を降り、リビングに入ろうとしたところで
仏間の襖が開いていた
覗くと手を合わせている美優紀が居た
「あ、彩ちゃん。おはよう」
私の気配に気づき、美優紀がこちらを見て微笑む
「あぁ、おはよう」
私も仏間に入り、美優紀の横に座る
仏壇にはご飯とお水が供えられていた
「すまんな。朝早くから」
「ううん。ご飯もしてたし。それに、私はこの家に置いてもらってる身やからそれぐらいせな」
美優紀はニコッと笑う
「そんな美優紀のこと居候扱いしてないで」
「え?」
「いや…その…私の恋人やし…もう家族みたいなもんやろ」
私は恥ずかしくなって最後らへんはもごもごと口ごもる
「ありがとう」
美優紀はクスッと笑い
「おじいちゃん、おばあちゃん、彩ちゃんのお父さんお母さん、改めまして渡辺美優紀です。不束者ですがよろしくお願いします」
仏壇に向かってぺこっと頭を下げた
なんか昨日ああいうことをしたあとに改まってそう言われるとなんか恥ずかしさと心苦しさが襲ってくる…
美優紀は私の方を見てニコッと笑う
そうやな…そういうやつやねん…私が好きになったヤツは…
私もフッと笑い
「ちゃんと挨拶してくれて…ありがとう。…私のも言うわ」
仏壇を見つめ、フッと息を吐く
「父さん、母さん…私な2人が急におらんようになって…寂しかった。ずっと1人なんやって…俯いて過ごしてた。そんな時美優紀に出会ったんや。美優紀と出会って寂しくなくなってずっと一緒に過ごしてた。じいちゃんが亡くなって…ばあちゃんも亡くなって…あぁもうホンマに1人になってしまうって…そう思ったら美優紀とまた出会えて…私は1人にならずに今までおれたんや。私らは世間的には結婚できんけど…これからも美優紀と一緒にいたいって言う気持ちは変わらん。だからこの家で家族として一緒に暮らすこと…受け入れてくれるよな?」
フワッと換気で開けていた窓から柔らかな風が吹きレースのカーテンがなびいた
『はい、いらっしゃい』
ばぁちゃんの声が聞こえた気がした
そして、優しく微笑む顔が思い出される
「ありがとう…」
私はそう言うと涙が込み上げてきた
「…っ…よろしく…お願いします」
横では涙目の美優紀が声を詰まらせながら頭を下げていた
あぁ…きっと、美優紀にも聞こえたんだろうな
父さん、母さん…
じいちゃん、ばあちゃん…
私、今幸せやで
ーーーFINーーー